【獣医が教える】愛犬の口臭対策～4つの原因と自宅で出来る簡単ケア～

ふとした瞬間に
『愛犬の口臭ヤバっ…！』
となった時はありませんか？

実は愛犬のSOSの可能性が大！なんです。

私たちが溺愛する愛犬は、自分でドッグフードを選ぶこともできないし自分で口内のケアを出来る訳でもありません。
だからこそ、飼い主である私たちが愛犬のためにドッグフード選びだったり毎日のケアをしてあげる必要があるのです。

今回は愛犬の口臭に悩んでいる飼い主さんのために口臭を引き起こす4つの原因について詳しく紹介していきますね。

【当てはまったら要注意】口臭の４つの原因

結論から言うと、今から紹介する４つの原因に当てはまるものがあればすぐに改善してほしいんです！
それが愛犬のため、そして私たちのためでもあります。

口腔内の乾燥

通常、犬の口の中は唾液で潤っているんです！

でも、口の中の水分が不足すると唾液が粘っこくなり、
それが濃縮されて口臭を引き起こします。

人間も朝起きた時に口が乾燥していたら口臭になりますよね？それと全く同じです。
愛犬に与える水の量が少なかったり、鼻詰まりが原因で口呼吸になってしまっている場合は特に、口の中が乾燥してしまい「生臭い」「魚臭い」といった臭いを引き起こします。

例え愛犬が健康な状態だとしても、
暑い時期になると体温を下げるために口を開けて温度調整をするので、より乾燥しやすくなります。(※コンクリート付近は私たちが感じているよりも暑いです)

この口呼吸では普段の呼吸よりも早く水分が出ていくので、いつもよりも多めの水分補給が必要です。
この暑い時期に愛犬の口臭が気になる時は

をチェックしてみましょう！

歯周病・口腔内の不調

愛犬の口臭の原因として、
最も多いのが実は歯周病なんです。

歯周病は、歯肉だけが炎症する歯肉炎とは違って、
歯、歯を支える骨等にまで炎症を引き起こします。
(※人間の口臭も歯肉炎が原因のことが多いです。。)

特に犬の場合、歯垢が歯石に変わるスピードが人よりも約5倍も早いと言われています。

さらに歯石には歯垢が付きやすいという特性もあるので、
歯周病を引き起こす悪循環に陥ってしまうのです。

2019年現在、3歳以上の犬の約8割が歯周病であると言われています。
歯周病の特徴としては、歯垢や歯石の炎症によって生じる膿が「腐敗臭」といった不快な口臭を発生させるのです。

他にも気を付けるべき症状が口腔内腫瘍という病気です。

等の種類に分けることができます。

この中でも、悪性腫瘍は口の中の粘り気や歯肉だけじゃなく、
骨組織を破壊するので歯周病と同じような腐敗臭が発生する可能性があります。

この場合、口臭のみが現れることは珍しく、

といった症状が出てきます。

その時はすぐに獣医さんに相談しましょう。

内臓の不調

愛犬の口臭の原因は、
口の中だけじゃなく胃や腸などの消化器官、
肝臓や腎臓といった内臓の不調である可能性もあります。

酸っぱい臭いの時

口臭に酸っぱい臭いがする時は、
胃腸の不調であることが多いです。

特に胃が炎症を起こす胃炎の場合、
胃酸の分泌が健康時よりも多くなるため嘔吐や胃酸がこみ上げてくることも。
これが原因で口臭が酸っぱい臭いになります。

胃炎の原因として考えられるのが

などがあります。

すぐに獣医に相談するのがベストです。

アンモニア臭の時

腎臓や肝臓が正常に働いていない可能性があります。

本来、愛犬の外に排泄されるべき物質が体内に溜まってしまい、
独特の臭いやアンモニア臭を引き起こします。

すぐに獣医さんに相談しましょう。

ウンチの臭いがある時

愛犬の口臭がウンチの臭いがする時は、
特に注意してください。

口の中の問題だったり、ひどい便秘が影響している可能性もあるのですが、腸閉塞や腸のねじれといった"重い病気"である可能性もあるのです。これらの症状は腫瘍や異物などが原因であることが多いです。

腸の中の物質が正常に流れないので、
ウンチのような臭いがするだけではなくウンチのような嘔吐物を吐くことも。

このような急を要する場合は口臭の以外にも、

といった症状が起こります。

すぐに獣医さんに相談に行きましょう。

ドッグフードの相性

愛犬の口臭を引き起こす原因として、
一番多かったのが歯周病です。

しかし、その歯周病を引き起こしているのが
"ドッグフード"である可能性が高いのです！

ドッグフードは開封して空気に触れることで酸化してしまいます。
他にもウエットタイプだったり、保存料を大量に使用している市販のドッグフードの脂質が原因で酸化し劣化することもあるのです。

劣化したドッグフードを食べてしまうと、

を引き起こす原因にもなります。

愛犬に満足してもらえるドッグフードを選ぶときは、

のものを選びましょう！

【自宅で簡単】愛犬の口臭予防・対策法

ここまでは愛犬の口臭を引き起こす原因を紹介してきました。
口臭の原因として一番多いのが"歯周病"なので、
歯石になる前の歯垢を極力作らないことが大切です。

歯周病による口臭を取り除くためには
"口の中をキレイに保つこと"が重要なので、
ここからは自宅で出来る愛犬の口臭ケアを紹介します。

歯周病由来の口臭ケア

歯周病が原因の口臭は下記のようにケアしちゃいましょう。

病院で歯石除去してもらう

すでに付着してしまった歯石に関しては、
動物病院での専門的な歯磨きが必要です。
(※スケーリングと言います。)

歯石は表面だけではなくて、
人間の歯と同じように歯周ポケットにも入り込んでいるので獣医さんの技術と専用の器具を使わないとなかなか除去できません。

しかし、歯周ポケットまで掃除するとなると、
全身麻酔が必要になってきます。

もちろん麻酔をしない治療法もありますが、
歯の表面の歯石を除去する治療が多いため歯周病の根本的な治療にはなりません。

歯磨きを習慣化する

人間と同じように虫歯や歯周病を防ぐ手段として最も効果があるのが、日々の歯磨きです。

愛犬にドッグフードを与えた後は、歯垢が溜まっているので歯石になる前に歯磨きをしてあげましょう。
やはり歯ブラシによるブラッシングが最も高い効果を発揮するので、習慣化したいところ。

歯ブラシの上手な使い方に関しては、
動物病院などで定期的に開かれている歯磨き教室などで丁寧に教えてもらえます。

歯ブラシ以外でのケアをする

とはいっても愛犬が大きくなってからブラッシングを習慣化させるのは大変なことです。
愛犬の口臭が気になる前に、子犬の頃からブラッシングの習慣を付けましょう。

最初の頃は、なかなか奥歯までしっかり磨かせてくれないことが多いですが、
そんな時は出来る範囲で前歯を中心にブラッシングや歯磨きシートを使って歯垢を拭きとってあげましょう。

触れさせてくれることが難しい奥歯は、

など、子犬が喜んでくれるご褒美などを上手く使いながら、少しずつ歯磨きに慣らしていきましょう。

内臓が不調時のケア

内臓が不調で口臭を引き起こしている場合は、
病気に対しての治療が第一です！

特に先ほど書いたような、

といった症状を伴う口臭に気付いた時は、
すぐに獣医さんの診察を受けましょう。

また健康な愛犬だとしても、暑い時期だと口の中が乾燥するので、いつもと違う口臭を感じられることも。
夏場の暑い時期は熱中症にもなりやすいので、思った以上に水を沢山あげましょうね。

ドッグフードでのケア

自宅で一番簡単に口臭ケアできるのが、
"ドッグフードを変更すること"です。

ドッグフードは、ウェットタイプよりもドライタイプの方が歯垢のもとになりにくいからです。販売会社もそのことを理解しているので、ドライタイプのフードは歯垢になりにくい大きさの粒や形状・素材などが工夫されていたり、食べるだけで歯磨き効果の高いフードも販売されています。

また歯周病は保存料が多い市販のドッグフードや酸化したドッグフードを食べることによっても起こりえます。
なのでドッグフードを選ぶときは、

を満たしているドッグフードを選びましょう。

この3つの条件を満たしているのが"モグワン"というドッグフードなんです。
モグワンは他にも、

といった多くのメリットがあるので愛犬からも満足度が高いドッグフードとして有名なんです。

歯周病になる原因が、ウエットタイプのドッグフードであることも高いので『ドライフードで愛犬の満足度が高いモノ』を選ぶときは、モグワン一択かなと思います！今だけ半額キャンペーンもやってるので、このチャンスをぜひ活かしてください。

まとめ

いかがでしたか？
愛犬の口臭の原因が分かりましたか？

どれだけ愛している愛犬でも口臭が気になるとスキンシップや普段の生活に影響が出てしまいますよね。。

口臭が気になる時は

を確認してみてください。

定期的にやってほしいのは、愛犬の口の中の状況をチェックすること。
粘膜の潤いはどうか、歯石がないかどうかを見てあげましょう。

もちろん一番大切なのが「毎日のケア」です。
ブラッシングや毎日与えるドッグフードの見直し等、
出来ることが少しづつ改善してくださいね！

モグワンの良い評判で多かったのは、

といった部分でした。